相良刺繍は中国三大刺繍の一つで、立体感のあるその作りから「絹の彫刻」と呼ばれています。
中国では漢の時代より見られ、日本では奈良時代に仏像の羅髪(らほつ=巻き毛)の部分に用いたのが始まりとされています。また、元々は弥生時代の頃からの技法とされています。

撚糸(ねんし=よった糸)を使用し、一針ずつ生地の表面で玉結びを作り柄を作り上げていきます。結びの粒の大きさを揃えて縫い上げるのは、かなりの高度な技術が必要とされており、職人の技を要します。

相良刺繍は一つの粒ごとに結んでいるため、三大刺繍のなかでも最も丈夫です。また、玉のように縫込むことから「玉縫い」とも呼ばれています。
相良刺繍は平刺繍などに比べて光沢がないため、上品且つオシャレなことから日本の民族衣装である着物には最高の技法とされています。

相良刺繍の特徴

1. 四大刺繍の中で最も強い刺繍撚
2. 糸を使用するため光沢がなく上品であり豪華な刺繍
3. 一針一針同じ大きさで玉結びをしていく技術は熟練した職人技
4. 立体感があり模様が浮き上がって見え、写真うつりは最高