汕頭刺繍

汕頭刺繍は中国三大刺繍の一つとして知られ、中国広東省東部の町「汕頭」発祥の刺繍です。
糸を引き抜き刺繍を仕上げることから「絹の彫刻」と呼ばれ、上品で美しいデザインが魅力です。

汕頭刺繍には大きく分けて「抽綉(ツオシュウ)」と「拉綉(ラオシュウ)」の2種類の技法があります。
抽綉(ツオシュウ)は織りあがった生地の縦糸、横糸を数本引き抜き空間を開け、飾り糸を通す技法です。飾り糸の縫い方により、図柄の表情を変えることができます。
拉綉(ラオシュウ)は生地に糸を通し、弾きながら広げて空間を開けていく手法です。

どちらの技法も熟練された職人の技を要する技法とし、希少で高級な工芸品として扱われています。

汕頭刺繍の特徴

  1. 織り上げた生地の糸を数本引き抜き穴をあけていく高度な技法
    (日本ではこの技法はできない)
  2. 穴をあけた部分に飾り縫いを施し模様を作る
  3. 立体感があり「絹の彫刻」と呼ばれている
  4. 総柄の着物にはカラー胴裏を使用し、表に出る色を変えることで色の変化を楽しんでいただける刺繍技法